コイズミ照明株式会社
LCR/LCR大阪
ライティングデザイナー
藤田 敦子

“_違う発想がある”の実現には
「決断」と「やりきること」、
そして周囲の方々の存在が不可欠。

■まず、LCRについて教えてください。
藤田:

「ライティング・クリエイティブ・ルーム」の略です。プロダクトデザインではなく、カタログに載っている商品を使って、空間の照明デザインをしています。空間の演出を行う専門部署です。


■KOIZUMIさんはメーカーというイメージが強いですが、発注ルートはゼネコンなどが多いのでしょうか。
藤田:

そうですね。私の仕事の流れとしては、ハウスメーカーさんとかゼネコンさんであったりとか、一般建築事務所さんであったりとか、大手店装様などからご依頼いただいて空間を設計することが多いです。


■入社経緯をおしえてください。

藤田:
私、実はかなり長いんですよ。
まず2007年にパート社員として入社しました。そのまま4年間パート勤務をして、契約社員になり2年間勤めて、プロ契約を1年間経験して正社員になりました。
正社員の面接のときに、社長から「よく辞めなかったなぁ」ってしみじみ言われました。


■プロ契約??

藤田:
コイズミにはプロ契約っていうのがあるんですよ。年棒制契約。プロスポーツ選手みたいでしょ?
こんな感じで丸7年間を非正規雇用社員として空間設計に携わってきました。
今思うと長かったですね。

■最初にパートに来たのはどんな理由だったんですか?
藤田:

通っていた大学が外国語学部スペイン語学科だったんですよ。
LCRは専門職なので、デザイン系や建築系出身の方が多いので、私は異色かもしれませんね。
学生だった頃、私は外国語学部でスペイン語を勉強してて、1年間スペインに留学していました。そのときに進路についていろいろと考えていました。
順当に行くなら外国語を使う職業に就くべきなんですけど、スペインに行く前から建築に興味があって、いろいろと本を読んだりもしていました。スペインの建築も見られるーってとても楽しみにしていたんです。
スペイン語学科卒なので、普通は「スペイン&ヨーロッパの建築サイコー!」ってなるはずなんですけど、私は逆になぜか日本の建築の素晴らしさをものすごく痛感しました。
それで日本に帰ってきてから「建築やりたい!」と思って、建築関係の仕事を探し始めたんです。


■語学系からまったくちがう方に行っちゃった。

藤田:
そうなんです。まったくの別畑。
おかげさまで店装さんと、もうひとつ別の工務店さんに内定をいただくことができたんですが、大学を卒業して一年間海外にいたこともあり、早く技術を身につけ一人前になりたくて。
とにかく現場で学びたいと考えていたので、大手店装会社さんではなく現場主義の工務店さんに入社しました。


■そこでも空間デザインを?

藤田:
はい。
工務店では主にリフォームの営業プランニングと施工管理を担当していました。
小さい工務店のリフォーム事業は、ぜーんぶ自分でやらなきゃならないんですよ。
そのときに照明プランも発生することもあるんですが、一番難しかったのが照明でした。
何をやっても答えがわからないし、ダウンライトひとつとっても商材が山のようにあるし。何がちがうかわからないし。
でも、自分が目指す空間を作ろうと思ったら、最後は照明なんだろうなと思うようになったんです。

■だからKOIZUMIさんに来たということですか?
藤田:
ところが、そこをやめて一度花屋に入りました。


■花屋!?

藤田:
空間演出の考え方や技術のすべてを自分のものにしたかったので、まず植物をやろうと思ったんです。
だから勤めたのは普通の花屋ではなく、ホテルやデパートの演出をやっているような、空間ディスプレイ事業を行っているようなところに入りました。
その花屋さんの仕事が本当に大変でもう……。これが3Kかーッていうくらい、本当にキツかったです。
そもそも私がやりたいのは花屋ではなく空間設計なので、基本を学んで1年くらいで早々に退職しました。
そのあとに職業訓練校に行ってCADと建築の基本を初めて勉強しました。その勉強が終わる頃にたまたま求人があって、KOIZUMIに来ました。


■う……紆余曲折すごいですね。でも、「全部自分のものにしたい」っていうのは分かる気がします。

藤田:
そう。全部自分でやりたかったんです。
で、職業訓練を行っていたときに、たまたま出ていた求人がコイズミ照明だったんです。
でも、実は営業の求人だったんですよ。ハウスメーカーさんを回るルート営業みたいな感じですね。それで応募してみたんですけど「その採用は、もうほとんど決まってるから」って言われて。
私は営業経験もあったので、営業から入らせてもらえればいいなって思ってたんですけど。

でもそこからが面白くて「実は4月になったら設計の方でひとり辞める方がいるから、そちらのほうがいいんじゃないか」って言われて。
もともと設計とかそっちの方に行きたかったのでラッキーでした。
「設計の人の退社が決まったら連絡するから」って言われたんですけど、なかなか来ない。
こないかなー、だめかなーって思っていたら本当に連絡をいただけて、無事入社することになりました。


■梅田社長がインタビューの中で「紆余曲折あっても、行くべき方向に引っ張られる」といったことをお話されています。社長は新規事業についてでしたが……ここにもいましたね。
梅村人事室長:
もう道があったんですよ。
藤田:
入るまでも長いし、入ってからも長いですからね。よく辞めませんでしたよね。
梅村:
それなんですよ。辞められないんですよそういうひとって。
藤田:
とにかくあの面接のときに、私を見極めてくださらなかったら、今ここにはいなかったんですよ。
梅村:
おそらく「照明も学んだし、そろそろ別のところに行ってちがう仕事を……」なんて思っちゃうだろうね。
藤田:
そうなんですよ。そこから12年ですよ。もう。まさか12年後にこんなふうに採用サイトのインタビューを受けるなんて想像もしていませんでした。

■この12年間、「正社員になれないなぁ」「採ってくれないかなぁ」といったモヤモヤした時間があたったと思うんですか、いかがですか?
藤田:
ありました。転職しようって毎日思ってました。もうギリギリの瀬戸際でしたよ。
まあ……結局残っちゃいましたけどね。


■なんで辞めなかったんですか?

藤田:
何ででしょうね。
やっぱり、好きな仕事だったんだと思います。
それに、割と自分の判断に任せてもらっていましたから。それが大きい気がしますね。

■仕事はやりやすいですか?
藤田:
やりやすいですね。
KOIZUMIのとっても良いところだと思うんですが、新しい発想をして、「こういうことをした、こうするとこうなると思う」という考えがあるって発信すると、割と応援してくださる環境があるんですよ。パート、契約、プロ契約のころは、正社員じゃないからあまり発言しちゃいけないと思っていました。だから何か思うことがあっても言わないでいることが多かったように感じます。でも正社員になってからはちゃんと会社の一員になれた気がして「こうしたいな」という感情が増えてきたんです。

それに対して上司も応援してくれるし、皆さん割と話を聞いてくださるし。そういう空気がKOIZUMIのなかにあるんですね。だからやりやすいんだと思います。


■正社員ではなかった頃は、自分の言いたいことを飲み込んでいたということですか?

藤田:
そうですね。でも、そんな中でも「他のメーカーさんとコラボイベントやりたい!」というのがありまして。上司を無理矢理説得してやらせてもらったこともありました。


■無理矢理!?

藤田:
名古屋営業所にいたんですけど、会社の近くにハイグレードなカーテンメーカーさんがあったんですよ。
そこで照明に関する質問を頻繁に受けていたんですね。
そんななかで、カーテンと照明のイベントとか、勉強会とかやってもらえないかという声を頂戴しました。それで企画をしたですが、これがパートのときでした。

■会社に提案したんですか?
藤田:
はい。名古屋営業所の当時の上司に相談しました。
やり方もわからないし、やってもいいのかもわからないし。
でも普段うちではお付き合いがな少ない設計事務所様ともお付き合いのあるカーテンメーカーさんだったので、きっと良い機会になるだろうなと思ってやってみました。
まあ、今思えば、ですけれども。
その上司の方がもう「しゃーないなぁ……」って顔でしたよね。「はあ、んじゃ、やろっか……」みたいな。


■古い体質の企業だと、女性がそういうことをやってみたいと言うと「まったくこいつは」みたいな扱いになる可能性もあると思うんですが、いかがですか?

藤田:
まったく否定はされませんでした。ダメとは全然言われませんでしたし、「まあ、んー、じゃあどうする? どうやってやる?」みたいな話をいっぱいしてくださいました。ほんっとに忙しい方だったんですが、投げ出さずにずっと相談に乗ってくださって。


■KOIZUMIにはそういう体質というか、イズムがあるんですね。

藤田:
そうですね。「まずやってみる」が多いですね。
そして、良くも悪くもというか、稟議のフローみたいなものも柔軟……というか。
これ……オフレコにしたほうが良いですか?
梅村:
いえいえ。いいよ。
藤田:
何というか……フローが無いわけではないんですが……とにかくゼロから作り上げるんだからルールは後からついてくる、というか……。とにかく「やる」「やりたいかどうか」「やりきれるか」にかかっているというか……。
梅村:
企画書よりも「思い」ですね。
藤田:
そう! 思いが、ね。そうなんですよ。思いを通してくれる。そんな感じです。
私、企画書なんか書いた覚えがなくて。だから何だか口だけで乗り切ってきたと言うか……。


■口だけというよりも、要は上司や仲間との話し合い重視だったということですか?

藤田:
そうですね。「それはさあ」とか、「ここはこうしよう」とか。ディスカッションが重なっていく感じです。
だから辞めずにいられたのかもしれないって今思いました。

■面白いですか? 働いていて。
藤田:
そうですねぇ……。


■「仕事」は「好き」なことだから多少の苦労があっても頑張れると思います。勉強したり
、情報を取るのも大変ですが、それでも楽しいと思います。
でも、それはこの「KOIZUMI」という環境でなくても出来ることかもしれません。
藤田さんにとって、この「KOIZUMI」という環境のなかで仕事をする楽しさとはどんなものですか?
藤田:
そうですね。独立しようかなぁ……って思うことは今までにも何度もありましたし、今でもあります。
あるんですけど……やっぱり、「KOIZUMI」の中でやる楽しさとして、個人でやるよりももっと大きな案件に関われるのは絶対的メリットだし、とっても楽しいことだと思うんです。
もうひとつ、いつも感じていることがあります。
それは、自分ひとりでやると好きなように出来るんだけど、いろんな人と関わっていく難しさと、その先にある「できたときの達成感」は皆でやってこそ、かなと思います。
私の仕事は設計が中心ですが、もうひとつ大切なものがあります。それが「セミナー」です。
セミナーを企画しようと思うと「セミナーで話す人」「聞く人」だけでも成り立ちます。
でも、そうじゃなくて、「それに協力する営業の人」とか色々な人がいて、いろんな人が関わっていくから良いものに仕上がっていくんですね。そういう瞬間が楽しくって。それが「KOIZUMI」っていう大きなチームで仕事をする楽しさだと思っています。

■セミナーもされているんですか?
藤田:
そうなんです。実は多くて、全体の4割くらいがセミナーですね。
よくお話するのは空間の「どういうふうに照明を使うか」っていう話。いわゆるハウツーものですね。
もうひとつ、昨年思い切ったことをやらせてもらったんですが……照明の楽しさを伝えるために「私の旅行の話をする」っていうのがありまして。
梅村:
なに?
藤田:
聞いていらっしゃいますか?
梅村:
聞いてない聞いてない。
すごく聞きたいですね。
藤田:
正社員になってから、ずっとセミナーの担当をやらせてもらってるんです。
新製品内覧会と、その商品啓蒙で、いろいろな地域やショールームを回ってるんです。
多かったのは「この新しいアイテムをどう使うか」という“ハウツーセミナー”でした。
こういうセミナーは他社さんでもやっていて、お客様からすると「それはもういい」なんですよ。
『この商品をどう使うかなんていうのはカタログを見れば分かるし、どのメーカーさんも大して違うことおっしゃらないし』って言われて。
梅村:
お客様に?
藤田:
そうなんです。皆さん耳も肥えてきて、こういう話はもうつまらなくなっているんです。私も何とか楽しくなるようお話はしているんですけれど、自分も飽きてきちゃって。
で、あるときお客様と照明の打ち合わせをしているときに、自分の旅行の写真を取り出して「デンマークのこういうところに行って、こんなふうになっていて、すごく良くって」という話をしてみたんです。
そうしたら話をしてたらすごく盛り上がって。
「もっと聴きたい。そういう話が面白い」って言ってもらえたんですよ。
そこから「もしかしたらコレがいけるんじゃないか」って思って。
そこでいろんな方にリサーチしてみたら、いわゆる“ハウツーセミナー”よりも「私がどう感じているか、どう応用しているか」のほうが面白いという指摘をいただきました。
ここから「じゃあ旅行記しゃべるかー」ということになり、『北欧旅行記』という企画になりました。
最初、営業企画の人たちに話したら「藤田の旅行記聞いて何が楽しいの?」って言われちゃいましたけど。

■まあ……言われるでしょうねぇ。
藤田:

いやいや楽しいから! って言ってみたものの、そんなんじゃ乗り越えられるわけもなく。
でも、絶対乗り越えられないんですけど、「それでも絶対おもしろいから!」って思って。そのままデザイナーさんとかコーディネーターさん、設計さんたちに「こんなセミナーやろうと思うんですけど、どうですか? 会社はまだウンって言ってくれてないんですけど、やったら来ますか?」って聞いて回りました。
梅村:
この行動力だよねぇ。
藤田:
そうしたら、この「旅行記」なら行くよって言ってもらえたんですよ。もう「ですよねええええっ!」て勢いづいちゃって。「ほらこっちのほうが面白いでしょ」って。
営業企画の皆さんには、目の前に達成すべき数字があるから、やっぱりモノの話をしてもらいたいんだと思うんです。当然ですよ。だからいくらお願いしても無理だとおもったので、そのまま専務と社長に……


■直談判?

梅村:
社長に?
藤田:
捕まえました。
「実は私、こういうのがオモシロイと思って、こういうのをやろうと思うんですけど、どう思われますか?」って。
もうその頃には企画書もできあがってましたし。
あと、ある展示会のセミナーの最後に、このセミナー告知を入れて……


■自分で告知したんですか?

藤田:
した♡
梅村:
「こんなことやります」って先に言っちゃったの?
藤田:
そうなんです。
つまるところ、会社はお客様の声があったら動くわけじゃないですか。
じゃあ、それを集めればいいんだなと。
だから、まだ決まってもいませんでしたけどセミナーの案内をひとつ差し込んで……
梅村:
集客したわけだ……
藤田:
「こんなセミナーを企画してるんですけど、もし聞いてみたいっていう方がいらっしゃったら、ぜひ営業に“聞いてみたい!”って言ってください」って。

スタッフ:大爆笑

藤田:
そのころにはもう色々な所でセミナーをやっていましたので、皆さん私のことをご存知で。
梅村:
面識もあるわけだ。
藤田:
それで展示会の後に、お客様が営業さんたちに「聞きたいです!」っていっぱい言ってくださったらしくて。
営業さんからは「何だかよくわからないんですけど、お客様が告知のあったヤツ聞きたいっておっしゃっているんですけど……」って。
だよねー♡ って思いました♪
梅村
なんとも鮮やかな。

■これはKOIZUMIさん向きの人材ですね。
梅村:
大したもんですよ♪
藤田:
さっき話した社長と専務へのご相談というのは、コレと並行してのことだったんですけど、専務には「営業に言ってもなかなか動かへんから、先にお客さんに言ってやな……」って言われて。
「そうですね」って言って。


■社長はどんな反応でしたか?

藤田:
社長も、「どうやって照明を使うかとか、そういうのは照明工業会にまかせておけばいい」とおっしゃっていました。「KOIZUMI」がお客様に伝えたいのは、モノの情報じゃなくて「この照明を使ったらこの空間がどうなるのか」、「どれだけ豊かになるのか」といったような、感性に訴えかけるような話なんだと。
それで「やってみればいいじゃないか(声マネ)」と。


■「感性に訴えるような話」というのは社長の言葉ですか?

藤田:
そうですね。
感性の話は専務からも社長からもありました。
で、もう専務も社長もウンって言ってるんだから……いいでしょって♪


■すごくこう……社長のインタビューからの流れが絶妙ですね。
実は、社長のインタビューの中で「やり通すこととか、自分でコレをやるんだと決断すること、少しずついろんなことを改善していくことはとても重要」という話があったんです。特にこれからの採用活動では、そういった人材がほしいというお話でした。

藤田
いやだってもう、型にはまるのが嫌いでしょうがないんですよ。同じことやっていても飽きちゃうじゃないですか。
同じことを続けていることに「いいのか?」と感じてしまうんです。「ハイ、この間接照明は、ここにこう設置してこうやって照らしマス」なんて、自分が話していて楽しくないものはお客様だって聞いていて楽しくないんですよきっと。


■いまセミナー担当のような形になっているとのことですが、今後はどんなことをやってみたいですか?

藤田:
伝える仕事はかなり楽しくやらせてもらっているので、光の面白さとかを伝えていく仕事は続けていきたいと考えています。
そのうえで、伝えたものをお客様と共感したいなと思っています。
たとえば皆さんと夜散歩に出かけたりして、光の楽しみを皆さんと共感するとかも良いなと思います。

■光は好きですか?
藤田:
好き…なんでしょうね。やっぱり好きなんだと思います。だから伝えたいし、続けたいと思います。
その、先程のセミナー、実はちょっとした続きのエピソードがあるんです。
セミナーを「トレンドセミナー」っていう名前にしたんですけど、「旅行記」のおかげで大阪、名古屋だけじゃなく、九州や四国といった地域の営業所員の皆さんの意識がすごく変わった気がするんです。
今までセミナーで各地を回っていると「フジタがしゃべります。私たちは集客と費用などを用意します」といった感じの分担だったんです。
当然会場準備も「資料があって、ペットボトルの緑茶が置いてあって」みたいな、「いかにもセミナー」っていう感じでした。何も楽しくない、硬いセミナーの形です。
この形、私自身が「どうなのかなー」と思うようになったんです。
だって旅行記の話をしているのに、緑茶と資料ってスゴいヤダだなと思って。
できればテーマが旅行記なんだから、もっとお客様にもリラックスしてもらえるようにできないものかと。
たとえばお茶もペットボトルの緑茶じゃなくて紅茶にするとか。
あったかいコーヒーにするとか。
多分経費をそんなにかけなくても出来ることってあるんですよ。
本当にちょっとの考え方の変え方なんですよ。
それを各エリアの担当の営業さんと、各部長・所長さんに「こう思うんですけど、どう思われますか?」というメールを送ってみたんです。


■「訊くスタイル」でカドを立てずに根回し……。

藤田:
「やりましょう!」て意気込んじゃうと身構えられますけど、「どうですかー?」って訊いてみると意外と考えてくださいます。
今回だったら「やり方は各エリアに委ねるけど、こうするともっときっと良くなると思いませんか?」と。
そうしたら、その結果が意外なほど良かったんですよ。
今まではただ「LCRに来て喋ってもらう」って感じだった営業さんたちが、自分たちが主体となって「北欧旅行記を楽しませるにはどうしたらいいか」って考えてくれたんです。
机の並びを考える。
自分たちのショールームにある照明を持ってきてちょっと空間演出をしてみる。
あと、最後の会場が面白かったんですが、セミナーではデンマークとスウェーデンとドイツの話題になるんですが、その三カ国のお菓子を揃えて「お菓子で旅行する」っていう演出をしてくれたんです。
もうお客様の心をトークと演出とおもてなしでぐっと掴むことができたという実感があって、すごくいい感触が得られました。


■それは大きな変化ですね。

藤田:
いままで受け身だった営業さんたちが、「自分たちも楽しいし、お客さんを楽しませたいから」と率先して動いてくれるんです。しかもそれがまた楽しそうなんですよ。
そすうると勧誘にも思いと熱がはいりますよね。だって自分たちで準備しているんですから。
セミナーが終わった後もやっぱり今までとは違っていて、営業さんたちの顔がものすごく良かったんですよ。もうそれが嬉しくて。


■ほんのちょっとの変化なんでしょうけど、効果は絶大だったと。

藤田:
そう。経費は1万円くらい上がったかもしれないって言っていましたね。その経費で、こんなに変わるんですよ。
今度は金沢で旅行の話をする予定なんですが、金沢のご当地スウィーツを用意したりとか。また色々相談してやっていきたいと思います。
こうした活動も、変化も、一人ではきっとできないことだと思うんです。とにかくやってみて、みんなの輪のなかでやる。輪を広げてやる。難しいですけどね。たぶん「KOIZUMI」はグループ全体がこういう輪でできている場所なんだと思います。