Message 代表者メッセージ

やりたいことが
できる会社
だからこそ

KOIZUMIは自由な風土。自主自立型の企業風土を持った会社です。やりたいことが明確なひとには、非常に可能性が多い会社でしょうね。たとえば独立しなくても同じようなことが会社の中でできる会社です。
いま、学生の皆さんの周りにはさまざまな情報収集手段があり、膨大な情報が手に入ります。
企業のプロフィールもそうだし、資本規模なんかもそうですね。
こうした情報の多くが「数字」の形で表現されています。規模が大きいか小さいか、あるいは利益が出ているかどうか。仕事は何時に終わるのか、など。
こうした情報はやはり数字ですから、会社を選ぶ際に最も重要な「動機付け」にはならないように思えるのです。
学生の皆さんにはこうした「数字」偏重にならず、「何をやりたいのか」という自分の中の動機としっかり向き合って会社を選んでほしいと思っています。

入社動機は「学んで独立」

私は、皆さんと同じ大学生だった頃、「大学を出たら、何か起業したい」と考えていました。
十年か十二年くらいで企業のノウハウを全部学んで独立。
そんなことを考えていました。これが私の就職動機ですね。
だから「何もかも自分でやる会社」「厳しさもあって、成果もはっきりと分かる会社」はどこだろうと就職先を探していました。
当時、大学生の間で「厳しい会社」として有名な会社がいくつかありました。そのなかのひとつが小泉産業株式会社でした。
当時、小泉は「夜イズミ産業」なんて呼ばれるほど昼夜を問わない仕事ぶりで有名でした。私も「ココはちょっとまずいかな」なんて思ったりもしましたけどね。結局、志望した三社のなかで、選んだのは「小泉」でした。

「何をしたいか」で企業規模を選ぶ時代

昔は「大企業」「中小」「零細」といった企業規模によって給与も大きく違っていました。私たちの頃は学歴の差というものもありまして、最終学歴によって初任給も大きく変わる時代でした。しかし現在では初任給や給与の違いはそれほど大きくありません。特に初任給に関しては、中小も大企業もほとんど変わらなくなってきたように思います。
ということは、就職先を給与で選ぶ時代ではなくなってきているということです。
「就職先を選ぶ」あるいは「仕事をしていく」。そのためには大企業でできることと中小企業でできること、そして零細企業でできることそれぞれ見極めることが重要なのです。
世の中にはさまざまな企業が存在し、俗にいう「企業の歯車という専門職」という生き方もあります。そうした方向を目指していくのか。あるいは会社という組織の力を活かし、自ら考えて判断する「総合的マネージャー」を目指していくのか。それとも独立して起業を目指すのか。そのあたりが皆さんの「動機」にも直結するわけですから、しっかりと考えておくべきだと思いますよ。

社長もかつては新入社員

私もかつては皆さんと同じ学生で、何の縁故も持たない新入社員からのスタートでした。
入社当時のことを思い出すと、今はだいぶ変わったなぁと感じます。
私が入社したころは、全員がいわゆる「丁稚」を体験させられました。
もちろん時代劇に出てくるような「年季奉公」的なものではありませんが、新入社員も現場に即投入です。もともと「小泉」は近江商人ですから。それが三百年の歴史なんでしょうね。
私たちの最初の仕事は、当時家具事業で展開していた学習デスクの販売でした。
学習デスクを家電量販店に並べるという売り方を業界で初めて仕掛けていたときですね。
家具といえば家具屋で売るもの。そうした常識を変えたんですね。
こうした取り組みに理解を示し、一定数の机を置かせてくれた店舗に新入社員を含むほとんどの社員が飛んでいきました。
小泉産業という会社は、昔から「違うチャネルのものを、違うところに持っていく」という戦略を取ってきました。こうした発想は近江商人の遺伝子として受け継いだものですね。
小泉産業グループが掲げる「_違う発想がある」というステートメントは、まさに私たちの持ち味であり、伝統と言えるものなんですよ。
この伝統や気質、マインドを入社間もない社員が、先輩社員と一緒に全員実体験するわけです。「電気屋で机を売ってこい」と。もともとの所属なんてお構いなし。土日になると割当が来て、お前はどの店だから「行け」となるわけです。
一日頑張って仕事をして、その日に何台売ったかというのを、その日の帰りに連絡して。翌日には成績も発表されるんです。昨日誰々が40台売ったとか。バーっと出るわけですよ。今では考えられないかもしれませんが、本当に面白かったですね。

会社に入ることが目的なら、いらない

新しい世代の皆さんに、一体何を求めるのか。
まずは「目的」を持っていることが大切ですね。
先程も言ったとおり、会社に入ることが目的な人は、当社としてもあまり欲しい人材ではありません。
会社というのは、自分がやりたいこととか、夢とか、そういったものを実現するための「器」や「手段」のようなものです。
就職することが最終目標になっていると、入社段階で目標が失われてしまっているということになります。だから自分が何をしたら良いのか分からなくなり、次の目的を見つけるまでに時間がかかってしまう。そうした子供っぽさはあまり好ましくないかもしれませんね。
企業人としての成長過程の中には、キャリアという大切なものがあります。そして会社は組織で動いています。企業人として大切なのは、こうした組織や仕組みをちゃんと理解して働けるかということなんです。
一人でスタンドプレイをしたいなら、会社に入る必要はありあせん。こういうタイプは人とのつながりが広がらないのがもったいない。だからこそ、私は若いときに組織に入って、縦とか横とか斜めとかのつながりの中で訓練しておくべきかなと思います。そして、組織という人間関係の中で、やりたいことを実現していく。一人ではなく、周囲の人々との関係性の中で実現していく。こういうステップを踏んでいってほしいですね。
自分の経験に照らしても、非常に重要なことだと思います。

成長は苦しさと向き合う先に

私にも子供がいます。だから気持ちも分かるのですが、世の中には子供が「辛い」「しんどい」と言うと、簡単に「会社を辞めたらいい」と言ってしまう親御さんが多くいます。
本当に危険なレベル……悪質な労働問題や過労死のような危険があるのなら、すぐに退職すべきだと思いますよ。
でも、もしそうでないのなら……その辛さと向き合ってみることも重要だと思うんですよ。
何故か辞めたくなることが多い三年目とか七年目というのは、実は辞めたくなるのを乗り越えて成長していくための垣根なんじゃないかと思うんですよ。
そこで辞めてしまったら、またゼロからスタートしなければならない。返ってその人の人間的成長から見たら、遅くなってしまうんですよ。
だから私も人の親としてよく言うんですが、会社を良いとか悪いとかいう前に、自分が社会人として一人前になるためには、十年・十五年という時間が必要になるということを前提にしておかなければならないと思います。
社会人というのは、誰もが誰かを支えているものです。
だから、苦しさにも向き合って乗り越えていかなければならない。それが「成長」でもあるのです。「なぜ働くのか」「何がしたいのか」という心と向き合って頑張って欲しいですね。

向き合い続けてきたこと、やりたいこと

今期の採用コンセプトは「邂逅のその先へ。」です。小泉産業グループと、皆さんの出会いによって生み出される未来を強く意識したコンセプトです。「今まで」と「これから」の邂逅がそこにあります。
私がこれまで向き合ってきたモノ。意識し続けてきたコト。いろいろありますが、私が向き合ってきたものはやはり「ブランド」ではないかと思います。
私が入社した当時、照明器具は「ヒカリ照明器具」。家具は小泉産業の「koizumi」。小泉成器で取り扱うのは他社ブランド製品。オリジナル商品については「koizumi」……といった具合に、ブランドが分かりにくくなっていたんですね。
そこで、1990年ころに『ブランド宣言』を発し、これらのブランドを「KOIZUMI」に統一しました。
これが私の企業人としての原点かもしれませんね。
「ブランド」というものに対して、お客さまや得意先から見た際の重要性と、ブランドを育む以上はメーカーになりきらなければだめだという思い。そして、いずれは世界……まずはアジアにおけるグローバル化を進めること。これらを目標にすべてのモノ・コトと向き合って来ました。
当時から日本の人口が減っていくことはすでに判っていました。つまり、それは我々の事業基盤だった住宅が建たなくなるということです。早く手を打たないとこの会社はダメになる。新しいことをしなければ。そんな思いで自分にプレッシャーをかけていた記憶があります。
このときも「やりたいこと」がしっかりとありました。
当時、確かまだ課長でした。それでも企業全体の進み方については常に意識を持っていましたね。

私も皆さんと同じように採用試験を受け、新入社員として入社しました。少しずつ、一歩ずつキャリアを重ねてきました。
ただ、ちょっとすごかったのが、商品部の係長になったときの決裁権限。
1億円ですよ。
普通はあり得ませんよね。ここが小泉産業グループのすごいところです。もちろん取り扱う金額もすごいけれど、それよりも「事業」を考えられるところがすごい。
自分の資金を使わないのに、会社を運営しているようなものなんですよ。
誰もが経営的視点を持ち、やりたいこと、やるべきことができる環境があること。
そして、そういう人間として成長できること。
こうした点は今でも私たちのグループの大切な要素だと思っています。
だから、最初にお話したように「自分がやりたいことがはっきりしている人」は、色々なことができちゃいますね。少なくとも二〜三年勉強して、「私はこうこうこういうことをしたい!」といえば、その機会は掴むことができるでしょう。もちろん一筋縄では行きませんけれどね。
私は自分で独立したいという思いがあって、小泉が「全部任せてくれる」という情報を先輩から聞いて入社しました。
そして、入社してすぐに他の新入社員とはまったく違うところに配属され、新規事業担当だからお前がやれと。新規事業ですから誰も教えてくれるヒトもいなくて。全部自分で決めていって。
でも、それが当たり前なんですよ。何かをやる、向き合うとはそういうことかもしれませんね。

会社の中で「やりたいこと」ができる会社

こうして担当することになった新規事業。スタートしたときには係長と私と事務員の3人だけですからね。誰もいないし、何も決まっていないし。誰も何も教えてくれません。だって何も決まっていないんですから。
だからカタログを作ったり、品番をつけたり。みんな自分でやりましたよ。
私の頭にはいつも「独立」がありましたから、自分で請求書もつくって、集計もして、帳簿も全部やりました。そういったことを経験値として蓄積するためですね。
こうしたことを八年やりました。で、突然「本社に帰ってこい」という人事が出たんですね。
その頃は入社から十二年目。もうノウハウを学んで自主独立すると決めていた時期に来ていました。
そこで、会社に言ってみたんですよ。
「住宅だけではなく店舗照明もやるべきだ。自分がやりたい」。
そうしたら「やれ」と言ってもらえたんですよ。
自分発案の新規事業ですからね。独立しなくても自分で起業するのと一緒ですよ。
やりたいことが組織の中でできる。やはりこれが小泉産業グループらしさかもしれませんね。
もちろん、一筋縄ではいきません。甘い点があれば、何度だってダメ出しします。
でも、「やるな」とは言いません。実現するにはどうすべきか。それを組織の人間関係の中で考え、取り組み、成功させていく。それが私たちの会社です。
20年くらい前、私の「やりたい」からはじまった店舗照明事業。それが住宅照明と並ぶ柱となり、いつの間にか700人という規模と、300億を超える売上を持つ会社になりました。それが今のコイズミ照明です。
皆さんの中にも、きっとやりたいことがあるはずです。それを自分で閉ざさないようにしてほしいですね。

皆さんとの出会いによって生まれる未来

さて、こうした私たちの組織。非常に歴史があり、さまざまな点で価値あるものになってきたと考えています。
しかし、長い歴史を持つ組織だからこそ、未来に向けてのさまざまな課題が存在しています。
特に仕組み的には通用しなくなってきたという認識を全員が持たないといけません。
やはり「今がいいんだ」とか「今のままでいいんだ」という意識が知らず知らずに強くなって来ていると思いますね。
これが私たちの成長で危惧している部分で、私はどんな時代になったとしても「今よりもっといい状態があるはずだ」と全員が思わなければならないと思っています。
今あるものを見直すとか、壊して作り直すとか。そういった活動が全部門・全部署で起きなければ駄目なんです。
従来の仕組みを改めて見てみると、お客さまのためではなく、実は自分たちのためにやっているというものが非常に多くあります。
こうしたことにみんなが気づいて、壊して、作りなおす勇気が持てる企業風土。それこそが私たちの目指すものだと考えます。
こうした活動は一度やったから終わりではありません。いつの時代でも、これをやり続けていく人材がいなければダメなのです。歴史を積み重ねてきた小泉産業グループと、「_違う発想」を持った皆さん。この出会いが生み出す力で、ぜひ未来への課題を解決していってほしいですね。

海外でも「自分でやる」

こうした「皆さんとの出会いが生み出す力」は海外の拠点でも必要とされています。
かつては国内も一人ひとりがすべての業務をやっていましが。でも今はすべて分業化されてしまっています。だから仕組み的に何がどうなっているかわからないとかね。そう言っているひとがかなり多くなった気がします。
でも海外に行くと人数も少ないですからね、全部自分でやらざるを得ないんですよ。
お金がいつ入ってくるのか、請求書はだしたのか、経費の処理は進んでいるのか、在庫はあっているのか。営業なのか何なのか分からない。でも全員が「経営」に参加しているんです。だから一足飛びに成長しますよね。
先日、中国への人事異動を発表しました。今回向こうに行くのは、日本で7〜8年ほどキャリアを積んだ女性です。人事としてもこれはすごく喜んでいますし、現地も大喜びですよね。
「女性の戦力化」は、私たちがずっと取り組んできたテーマのひとつです。そんななかで、海外に送り出せる人材が育ってきてくれましたからね。子会社の係長待遇という、役職・待遇も伴った状態で送り出せるわけですからね。こんなに嬉しいことはありません。
彼女たちが自分たちで考え、何を実行するのか。何をやりたいと言い出してくれるのか。いまから楽しみですね。

小泉産業グループは失敗を歓迎

私はね、今のひとたちは自分の力をまだ知らないんじゃないかと思っています。
やればできるのに、それを知らないんじゃないでしょうか。
もっと挑戦すれば、いろいろなことが実現できますよ。挑戦すればいいんです。
会社というのはね、大きな器ですから。たとえ失敗したってどうってことないですよ。特に小泉産業グループは、私みたいに失敗したやつほど「本当の経験をしたね」という見方をする会社ですから。
だから、もっともっと、どんどんどんどん自分の可能性を信じて、挑戦して、時には失敗もして、お客さまからも怒られて、「本当の経験」を数多くいろんなパターンで積み重ねてほしいんです。
そういう人間こそ大きく成長すると私は信じています。
それに、実は経営者というものは、そういった失敗が多い方こそがなっているんじゃないかとも思いますよ。
一度の失敗もなく社長になったヒトなんて、多分どこの会社にもいません。
課長くらいまではガガッと動くヒトが多いから、まあ失敗もするでしょう。
でも、それは会社のなかで吸収されていくものです。
そして、失敗した事実よりも、社員が前に進む突進力を大切に思える企業こそが成長していけるのだと信じています。
そして、小泉産業グループ各社は、そういう会社であると断言します。
だから、学生の皆さんには本当の自分の可能性を自分で閉じないようにしてほしい。
「私はもうコレくらいが限界です」とか。よく聞きますよね。
そんなことありませんよ。ひとつのハードルを超えたら、もっと領域を広げてみてほしい。そして次へ、次へと進んでほしい。仕事だって同じです。どんどん難しい仕事も増えるでしょう。でも、そこにこそ仕事の面白さが潜んでいるんです。その面白さを自分で閉ざしたらもったいないですよ。
失敗したら「もうダメだ」なんて思う必要はありません。金融業界などではだめかもしれないけれど、少なくとも小泉産業グループは絶対にそんなことは言いません。
私たちは、経営者として「新しいことをやりなさい」と言い続けています。だから、失敗しないわけがないんです。
いいんですよ。他社と違って「もっともっと失敗しろ!」と言っているんですから。
「会社に迷惑かけてすみません」と謝るよりも、もっともっと飛び回って成長すること。
それが会社への恩返しなんですよ。
それでいいって言ってあげられることが、いまは大事だと思っています。
皆さんはやりたいことがありますか?
小泉産業グループは、皆さんの挑戦と失敗を受け止められる組織です。ぜひ小泉産業グループで皆さんの「やりたいこと」と向き合い、実現してくださいね。